はじめてジンジャーエールを飲んだのは、

カラオケボックス。

「飲み放題ドリンク」のチョイスに大体あって、
コーラやカルピスのあとに、

ジンジャーエールかあ。

って感じで飲んでいた、
あまーいシュワシュワした、
うすい茶色ののみもの。

つぎに再会したそれは、
みどりいろの瓶の中。

昔ながらの商店街がまだのこっていた沿線の、
アルバイトをしていた小さなバーのカウンターで。

ジンジャーエールは、これね。
と、ママさんが教えてくれた。

あんまり辛くて、さいごまで飲めなかった。

結婚して、
子どもも生まれて、
たまたま移り住んだ土地が、
生姜の産地だった。

丹念に、うつくしく育てられた生姜でつくったジンジャーエール。

山のうえの生姜畑に吹きぬける風が、
そのまま瓶にとじこめられたみたいな、
力強くて、清らか味。

大人のジンジャーエールだなぁ。

あ、わたし、もう大人なんだ。

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