こんにちは。イケちゃんです!
突然ですがみなさん、「東ケト会(とうけとかい)」なる集まりをご存知でしょうか?
「東日本何でもケトばす会」の略称で、作家の椎名誠先生が主催した野外キャンプの会です。別名「怪しい探検隊」とも言うそう。こちらは本のタイトルにも何度も使われているので、知っている人は多いんじゃないかと思います。
正式名称では「ヒガシニホン~」なのに、略すと「トウケトカイ」と、「東」の読み方が変わるのはなんでだろう?というのが小さいころからの疑問なんですが、それは今回は横に置いておきます。
先日、その「東ケト会」みたいな集まりを作ったので、お知らせします!
結成!!その名も『外バル「野塾」(そとばるのじゅく)』
あれは忘れもしない…いつだったか?まだ寒かったのは覚えてます。
ボクがイモバルでバイト中にやってきたお客さん二人組。何でも急に、段ボールと新聞紙のみを使って野宿をしようという話になったらしく、ひろめ市場で景気づけをした次の日に決行する計画のようでした。なんと一人はわざわざ関西からお越しです(笑)。
酔っぱらいって怖いですね。神がかってます。
この寒空の下で野宿とか酔狂だなぁと、正直いうとドン引きでしたが、
ボクも大学時代に同じようなことを何度かしたので人のことは笑えません。
ここは昔取った杵柄、こうした方がいいですよというアドバイスを実体験とともにいくつか話したら、いつのまにか“師匠”とか呼ばれていました。
野宿アドバイスのあれこれ
話した内容はかなりうろ覚えですが、段ボールの柔らかさに関しては熱く語ったと思います。
一口に段ボールといっても、厚みも様々。経験上、果物を入れるものは厚みのあるものが多い…気がします。
そしてこの集まりに名前を付けようと、発起人がいろいろ考えてくれました。あれやこれやと盛り上がった末、『外バル「野塾」』に落ち着きました。
いざ決行!かと思いきや…
当初予定していた日程直前に一人が体調を崩してしまい、流れてしまいました。
そして時は流れて
それから数か月後の2017年5月27日。リベンジを誓った外バル「野塾」の面々は、土佐山に再度結集。今回はプレということで、一応寝袋も持参です。
夕方ごろに集まり、土佐山唯一のコンビニ「土佐山ストア」と直販所の「BAL土佐山」で夕飯の買い物やたき火の準備をしました。
泊まった場所は「鏡川源流憩いの広場」。谷間にあるキャンプ場なので、日がすぐに隠れて、あっという間にあたりが薄暗くなります。
野外クッキング
今回の趣旨は「野宿」のためテントは張らず、すぐに料理に取り掛かります。土佐山ストアでおいしい刺身やすぐに食べられるものを購入できたので、今回料理をしたのは2品。
怪しいすき焼きモドキと、テキトーに作ったスープ
焚火のレクチャー
時間がなかったのであまりいい焚き木は手に入らなかったのですが、焚火ももちろんやりました。火の有無で寒さがだいぶ違います。
比較的長持ちをする組み方を実践
ホントはよく乾いていて硬くて重い木が理想なんですが、杉がいっぱい植林されている土佐山ではちょっと難しかったかな?今回は腐葉土になりかけの木を燃やしました。
寒さ対策のホットカクテル
夜はまだまだ寒いので、ホットカクテルの準備もしました。南大東島で作られている国産のラム酒「CORCOR(コルコル)」とサントリーの「赤玉スイートワイン」。
これらをそれぞれ適当に土佐山ジンジャエールで割って、携帯用の小鍋兼食器のシエラカップで温めるだけ。便利ですね、シエラカップ(以前、燕岳を登った時も活躍しました)。
温める順番を工夫することでアルコールを飛ばしたり、炭酸をなるべく残したりと、いろいろ試しながら作りました。僕の好みはやっぱり1:1のラムのお湯割りがおいしかったですね(笑)。
そして就寝
料理も食べきり、酒を飲み飲み、存分に語らい夜も更け、若干曇り気味だった空もいつのまにか澄み渡り、星が瞬いてました。
満天の星空のもと、身一つで寝るという絶好のシュチュエーションがかないました。心配なのことはただ一つ、放射冷却で朝はすっごく寒いだろうなという点のみ…
起床、そして解散
案の定でした。めちゃくちゃ寒くて4時半には起きてしまいました。寝袋も結露でしめっています。くすぶっていた焚火からもう一度火を起こして、
目覚めのコーヒーで体を温め、寝ぼけ眼で撤収作業。来た時よりも美しく。
記念撮影をして解散。その後ボクは日曜市に行きましたが、そこで異変。なんとカゼをひいてしまったようです。ちょっとカラダがなまってたみたいですね…。次回はコンディションを整えて、寝袋なしで挑みたいですね
(だいぶ暖かくなってるだろうし…)。