こんにちは。イケちゃんです。

今年の夏はいやに暑かったですが、9月に入ると急に涼しくなりましたね。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は土佐山に来てから如実に感じるところです。
9月に入ると土佐山では、「秋の訪れ」を向かい入れるべく「準備」に入ります。秋の訪れはヒガンバナ。準備は草刈りのことですね。

雑草に埋もれてしまっては、せっかくの花が綺麗に見えませんからね。

↑草刈りをした数日後に生えてきた花茎

日照条件や気温条件などにはあまり影響を受けることなく、きっちりと彼岸の時期に合わせて咲くヒガンバナ…。不思議ですね。

ほかにもヒガンバナについて面白いことは、花が咲いて枯れ、そこから葉っぱがザザっと生えてまた枯れるみたいな生え方をするところですかね。

あと、別名が日本各地にさまざまあり、なんでもその数が1,000を超えるとか。曼珠沙華(マンジュシャゲ、マンジュシャカ)とか剃刀花(カミソリバナ)とか。

あとは学名にも使われているリコリスですかね。土佐山では「シレイ」と呼ばれています。「死霊」ってことでしょうか?やだ、不吉。

 

↑こんな写真もありました(笑)

この手の別名は他にも死人花とか地獄花、幽霊花とか…。「はっかけばばあ」なんてのも。思わず笑ってしまいましたが。

不吉な名前が多いのは、お彼岸の時期に咲くためと、アルカロイド系の毒があるからというのが理由と思われます。そのまま食べたらサイアク死んじゃいます。

ただ、ヒガンバナが持っているアルカロイド系の毒は水溶性のため、長時間水にさらすことで可食になるそう。救荒食として大昔に中国からはいってきたそうです。

しかし飽食の現代、田んぼや畑のあぜ道などに多く植えられている理由は、
ヒガンバナの持つ毒によって地面に穴を掘るモグラやそのほか小動物や害虫などの忌避効果を期待したものらしいです。

 

↑左右とも同じ棚田を撮影。あぜ道一面にヒガンバナが咲いてます。

いやホント、人間の生活のそばに根差している植物ですね。呼び名がいっぱいあるわけですよ。

↑土佐山学舎下で撮影

まぁいつも通り前置きが長くなりましたが、それだけ身近な、そして季節感を感じさせてくれるヒガンバナは、かなり大事にされています。

ホテルオーベルジュ土佐山では、彼岸花感謝祭を9月24日に行いました。

同時開催でヒガンバナのフォトコンテストや、「トゥクトゥク」での周遊なども行われました。タイのオート三輪、名前も見た目もかわいらしいのですが、その馬力は相当なもの。終日フル回転で、当日乗せたお客さんは二百人余り。

そのほか、土佐山が林業で栄えていた時に索道を走らせていたエンジンなんかも展示されていたそうです。

オーベルジュ彼岸花感謝祭

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ボクもたまたま近くを通りかかったのですが、ヒガンバナが咲き誇る棚田ではフォトコンテスト狙いなのかカメラを持っている人が大勢いました。ボクも自分の畑でパシャリ。

 
慌てて草刈りをした甲斐があるってもんです。先ほどヒガンバナの開花条件はまだわかっていないと書きましたが、とある論文によると、加温実験を行った際に開花時期が早くなる結果が出たそうです。
その論文の最後も地球温暖化を危ぶんでいましたが、秋の訪れを知らせるヒガンバナを大事にするためにも、いろいろと気を付けていきたいです。